AI体験

初めてのAI体験:デザインイラスト生成の舞台裏

2024.06.08

〝描いていたイメージと全然違う!〟

と、いうのが、初めてChatGPTを使った時の感想です。

でも、それは当然と言えば当然のことで、わたしがまともな質問が出来ていないのに、望むような回答を求める方が間違っているんですよね。

ChatGPTの画面(2024/05/15時点)

ChatGPTの画面(2024/05/15時点)

初めてのこと、初めてのAI

パソコンでも、インターネットでも、スマートフォンでも、それはどんなデバイスでもサービスでも〝初めて対面する時〟というのは、上手く出来ないことがほとんどです。

初めてまともにパソコンに触れたのは1995年頃だったと記憶しています。当時のアルバイト先でパソコンで業務管理をしていてその操作をしていた時に触れる機会があったけど、その時は単純な作業だったので特に支障はありませんでした。

その後も、1999年に勤めていた会社では日々の業務をパソコンを使って行っていたのですが、この時も専用の業務管理システムがあってその操作をするだけなので、その時も支障はありませんでした。

パソコンを使う時に初めて戸惑いを覚えたのは、自ら企画を考えてその企画書を制作するというシーンに直面した時で、頭の中で想像出来ていることをどうしても上手く、その時はPowerPointの画面に反映することが出来ずに様々なPowerPointの解説書を読み漁ったけど、望むような理想の企画書が書けない。

いま思うとそれは当然で、PowerPointの操作が上達すれば、自身が望むような企画書が書けるわけではないということです。

あれから時が経ち、IllustratorやPremiere Proといったアプリケーションを使いこなせるようになった今でも未だ、頭の中で想像出来ていることを上手く具現化することが出来ずにもがく日々を送っています。

そして、初めてAIに触れた時も同様の感情を感じたので、ここに記しておきます。

AIを上手く使いこなせるようになるには?

まず、結論から言うと、

〝AIを上手く使いこなせるようになるには、頭の中にあるイメージをどれだけ上手く言葉に出来るか?が重要〟

と、言うことです。

PowerPointもIllustratorもPremiere Proも全部、ツールでそれを操作するわたし達人間どれだけ想像を働かせて望むような成果物を生み出すか?ということなんですね。

では、AIは何処に位置するか?というと、それは、わたし達人間の想像力とツールの間だと思います。

例えば、このarrow_downward画像はAdobe社の〝AdobeFireflyアドビファイヤーフライ〟というテキストプロンプトで指示を出すことで、デザインイラストを生成できるAIツールで生成した画像です。わたしが人生で初めて、ちゃんと自覚してAIを使って生成した画像です。

Adobe Fireflyで生成したイメージ画像

Adobe Fireflyで生成したイメージ画像

上記の画像arrow_upwardは、〝女性専用車両に乗って戸惑っている男性〟というテキストプロンプトから生成されました。

テキストプロンプト?生成?

〝テキストプロンプトで指示を出すことで、デザインイラストを生成できる〟このフレーズ、いまでは理解出来ますが、最初に目にした時には、その意味が分からずに戸惑ったので、少し解説を入れておきます。

まず、〝テキストプロンプト〟というのは、指示や入力文のことで、今回のケースでは、Adobe社の〝AdobeFireflyアドビファイヤーフライ〟というAIに対して、〝こんな画像を生成してください〟というお願いする文言のことです。

巷では、〝呪文〟などと呼ばれています。

つまり、〝あなたが呪文を唱えて、AIにデザインイラストを生成もらう〟ということです。

ちなみに、〝生成〟とは、〝ものができること。また、ものを新たにつくり出すこと〟です。

AIが生成出来るもの

AIは、リアルな画像だけでなく、イラストも生成出来ます。

これはarrow_downward桜のイラスト画像なんですが、こちらはVrewブリューという主にビデオ編集で字幕を生成するアプリで生成しました。

Vrewで生成した桜のイラスト

Vrewで生成した桜のイラスト

こちらのarrow_downward花のイラストも同じVrewブリューで生成しました。

Vrewで生成した花のイラスト

Vrewで生成した花のイラスト

Vrewブリューを使ってこれらのイラストを生成した理由は、LINEスタンプをつくるためです。

AIを使ってLINEスタンプをつくる理由

では、何故?LINEスタンプを作ろうと考えたのか?というと、

〝AIを使って画像を生成することで、AIを使いこなせるようになるため〟

なんです。

つまり、〝LINEスタンプをつくる〟それも、〝余り時間をかけずにLINEスタンプをつくる〟という目標を設定して、AIを使わないと実行出来ない状況に身を置いたということです。

そして、初めてAIを使っているので当然ですが、思うように画像は生成出来ていません。

具体的には、こちらのarrow_downward意味不明なイラストを生成してしまって、〝LINEスタンプとしてなんてメッセージを入れたらいいんだ!?〟と困惑しているというわけです。

Vrewで生成した意味不明なイラスト

Vrewで生成した意味不明なイラスト

スキル不足を補うために

こんな意味不明なイラストが生成されてしまうのは、わたしのAIを使うスキル不足が原因なのは明らかなんですが、

〝何をどうすれば上手く出来るのか?〟

が現時点では、分かっていません。なのでこういう時期は、〝習うよりも慣れろ!〟ということで、とにかく様々なAIを使って生成しまくっているというわけです。

こちらarrow_downwardのイメージは、〝SkyReelsスカイリール〟という画像生成AIを使って生成してみました。

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像①

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像①

少しでも思うようなLINEスタンプを生成するために、まずは主人公を〝ロボット〟に設定して、ロボットが様々なシーンに存在しているというコンセプトの元に、生成を試みます。ちなみに上記のイメージは〝ロボットが仲間たちと居酒屋で食事をしているシーン〟です。

ちなみに、SkyReelsスカイリールは、画像生成AIの技術を活用した漫画制作に特化した機能を備えているアプリケーションです。

こちらarrow_downwardは、〝ロボットが競馬観戦をしているシーン〟です。

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像②

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像②

上手く画像生成出来ずにミスを連発

この時、ミスったのは、テキストプロンプトで〝男性〟と指定していなかったので、生成されたロボットが女性っぽくなったことです。

制作しているLINEスタンプは、どちらかといえば男性に使ってもらうことを想定して〝男性ロボット〟を主役にしています。

こちらarrow_downwardは、〝怒りと絶望に打ちひしがれているロボットが海辺に佇むシーン〟です。

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像③

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像③

なんとなくですが、想像しているイメージとAIが生成してくれるイメージが近くなる確率が上がってきたように思いますが、この時は未だ具体的にプロンプトをどう修正したからどうなったのか?を解説出来るレベルには達していません。

こちらarrow_downwardは、〝ヤル気を失ったロボットが草原で落ち込んでいるシーン〟です。

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像④

SkyReels(スカイリール)を使って生成した画像④

〝ヤル気を失った〟という表情をしていますが、ロボットの足も失ってしまって、悲惨な状況です。

まだまだ、上手く画像生成は出来ませんが、いまはとにかく〝数をこなす〟ことで上達していく他、無いと思っています。

もちろん、AI関連の書籍は何冊も同時に読みながら、並行して知識も習得していますが。

それでも、やっぱりAIは〝習うよりも慣れること〟なんだと思います。マジで。

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